練習法

石川県金沢市・かほく市 集中力のONとOFF

よくこの様な言葉聞いたことはありませんか?
君は後半になると集中力が切れる!
君は集中力がないな!
などなど
よく耳にするかと思います。

こう言われれば言われるほど、実は集中力が無いと言われてしまうことについて書きたいと思います。

この原因は
試合中ずっと集中しようとするからそうなってしまいます。

試合中集中力が途切れる原因

集中しようとするあまり
それが緊張状態に繋がり・・・
そしてやがて集中力が切れていきます・・・

集中力を高め過ぎると緊張状態になる

あなたはこの様な経験はありませんか?
「物事に集中し過ぎて話し掛けられたことに気づかなかった」
恐らく経験があるのではないでしょうか?

この様な状態は
脳内で「ベータ波」という脳波が流れ
一時的に高い集中力を発揮しますが
一点集中タイプの為それ以外の事には注意散漫になります
いわゆる緊張状態に近くなっているのです

この様な状態でプレーしては
周りの選手・ベンチとのコミュニケーションが図れません
そして
連携ミスの原因にも繋がります

この様なタイプの選手は過度な集中により
試合中に集中力が切れやすい選手です

ではどうやって一試合プレーすればよいのでしょうか?

集中力にメリハリをつける

まず結論として
試合中ずっと集中してはいけません!
なぜなら
集中力が持たないからです

そして
野球はプレーが動いていない時間が多いスポーツです
だから
「集中する時」と「集中しなくていい時」
集中力のメリハリをつける事が大切になってきます

 

集中すべき時だけ集中する

守備

投手がリリースしてから打者がインパクトを向かえる間だけ集中すればよいのです

なぜなら
プレーが動く可能性があるのは
投手がボールをリリースしてからです
投手がリリースしてから「高い集中力」
それ以外の時間は「リラックス状態」
になります

守備で言えばこれを繰り返すことで集中力のメリハリを行います

打者

打者で言えば
投手がモーションに入ってから「高い集中力」
捕手のミットに収まったら「リラックス状態」
になります

打者で言えばこれを繰り返すことで集中力のメリハリを行います

投手・捕手

投手・捕手で言えば
主な役割は相手打者を抑える事です
だから
投手・捕手共に守備中は常に「高い集中力」
攻撃中は「リラック状態」
になります。

投手・捕手はこれを繰り返すことで集中力のメリハリを行います

ONとOFFの切り替え

私はこの集中力のメリハリをつける目的は
集中力を維持することと
もう一つ理由があります

それは冷静さを保つ事です

先程の守備・打者のメリハリをつけるポイントを説明しましたが
その際に「高い集中力」と「リラックス状態」と表しました
このリラックス状態を作ることで
冷静さを保つことが出来るのです

リラックス状態で何をするか?

それは
次のプレーの「準備」と「確認」です

守備で言えば
アウトカウントの確認
ポジショニングの確認
次のプレーの予測の声掛け
足場をならす
などがあるかと思います

攻撃で言えば
サインの確認
ストライクカウントの確認
相手守備のポジショニングの確認
狙い球を考える
などがあるかと思います

その様な事を準備・確認をした上で
次のプレーに挑むことでパフォーマンスの向上に繋がります

ONとOFF

高い集中力の「ON」
準備と確認の「OFF」
を使い分けることを
「ONとOFFの切り替え」と呼んでいます

この
ONとOFFの切り替えを行うことで
集中力を維持することが出来
準備と確認のミスがなくなることで
自分が持っている高いパフォーマンスを発揮することが出来ます

ONとOFFの切り替えを身に付けるには?

もちろん試合経験を積むことでも身に付きますが
それ以上に練習中から実行することが大切です

ONとOFFの切り替えは
練習中から習慣にする事で試合で発揮できるのです

守備

ノックの練習では
「お願いします。」と声を掛けてからインパクトまでをONにする
そして
自分の番が来るまでをOFFにし
次のプレーの準備と確認をする

実践練習では
投手がリリースしてからインパクトまでをON
それ以外はOFFにし
次のプレーの準備と確認をする

打撃

フリーバッティングでは
自分の打席ではONにする
自分の打席がまわってくるまではOFFにし
次の打席の準備と確認をする

その他

車から降りてグラウンドに向かうとき
休憩から練習が再開する時
練習メニューが切り替わるとき

などもONとOFFの切り替えを意識する

練習の中から常に切り替えを意識することで
試合中にONとOFFを上手く切り替えれる事に繋がります

 

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