走塁の役割について
まず走塁の役割に入る前に
走塁の目的について説明します
走塁の目的はなんですか?と質問されたら
あなたは何て答えますか?
私の個人的な考えは
走塁の目的はセーフになること。もっと言えば点を取る為だと考えています。
では
点を取る為の走塁の役割にはどの様な事があるでしょうか?
走塁の役割は2つあります
走塁の役割には2つあると考えています
そのうちの1つを今回は紹介します
※次回2つ目を紹介します
1つ目の走塁の役割は
先の塁を狙う(2つ先の塁を狙う)
ということです
良く耳にする言葉ですよね?
点を取る為には
当たり前ですが1塁よりも2塁
2塁よりも3塁の方が言い訳です
では先の塁を狙う走塁が出来るようになるには
どのような事が大切でしょうか?
走塁 先の塁を狙う為に必要なこと
先の塁を狙う為には何が必要か?
私は2つのことを身に付ける必要があると考えています
①走塁の技術
・ベースランニングの技術
・スライディングの技術
・走力(根本的な足の速さ)
大きく分けるとこの3つに分かれてくるかと思います
②判断力
・自分自身の判断力
・ランコーの判断力
・ランコーとの連携
が上げられるかと思います
その中でも今回は判断力について具体的に説明していきます
判断力を磨くには目安を作ること
判断力を身に付ける為には
失敗の数が大切だと考えています
例えば
左線に打球を打ちました
1塁を周って2塁を狙いました
しかし2塁タッチアウト!
本人としては行ける!と思って2塁を狙いましたが
結果はアウトになった訳です
しかし
この失敗が大切なのです
結果はアウトになりましたが
2塁を狙う走塁をしたことで
本人にとっては次回から
この打球だと2塁を狙える!けど
この辺だと2塁を狙えない!という目安になるのです
この目安を持つ事が
判断力を磨く上で非常に重要です
目安を作る為にはトライの回数が大切
その目安を作る為にも
先程の例のようなトライの経験が大切になります
迷って先の塁を狙わなければ
いつまでたっても目安を作ることは出来ません
それでは判断力を磨くことには繋がりません
判断力を磨くには、成功、失敗関係なくトライの回数が重要です
だから自チームでは選手にこのように指導しています
『アウトになるかもはゴー!』と伝えています
沢山のギリギリアウト!ギリギリセーフ!の経験の中で
判断力は身に付きます
だから迷ったらゴー!!なのです
これはランナーだけではなく
ランコーにも同じように言えます
ランコーはランナーの目になる
ランコーの役割は非常に大切です
なぜならランコーは『ランナーの目になる』からです
要するに
打球がランナーの進行方向とは逆(背中)側の場合
ベースを周るか周らないかを判断をするのは
ランコーです
例えばランナー1塁でライト線に打球が飛びました
1塁ランナーが2塁ベースを周るか周らないかはランコーの判断になります
なぜならランナーにとって打球が進行方向とは逆(背中)側だからです
しかし
ランナー1塁でも打球が3塁線・左中間であれば2塁ベースの判断はランナー判断になります
ランナーの進行方向に打球があるからです
ランナーが見えるところは自分で判断をする
ランナーが見えないところはランコーが判断する
なぜランナーの進行方向とは逆の打球はランコー判断?
打球を振り向いて確認しなければいけない為
走者が減速してしまうからです
間一髪セーフのはずが
振り向いて打球を確認してしまった為に
アウトになるかもしれません
それでは走塁の目的を果たせていません
セーフになる為には
減速することは絶対にあってはならないことです
見えない部分はランコーの判断に任せ
減速せずにベースを周る事が大切です
ランナー判断かランコー判断か
基本的にはランナー判断かランコー判断かは下記のようになります。
①ランナーが見えるところはランナー判断
②ランナーの見えないところはランコー判断
2塁ベースを周る時
3塁ベースを周る時
実際の動きで確認しましょう
※分かりやすくするためにランニングホームランで説明します
レフトオーバーへのランニングホームラン
1塁ベース・・ランナー判断
2塁ベース・・ランナー判断
3塁ベース・・ランコー判断
左中間へのランニングホームラン
1塁ベース・・ランナー判断
2塁ベース・・ランナー判断
3塁ベース・・ランコー判断
右中間ランニングホームラン
1塁ベース・・ランナー判断
2塁ベース・・ランコー判断
3塁ベース・・ランコー判断
ライトオーバーランニングホームラン
1塁ベース・・ランナー判断
2塁ベース・・ランコー判断
3塁ベース・・ランコー判断
のようになります
先の塁を狙う判断力
あなたの判断力でチームの勝利に貢献しよう!